「このままでいいのかな」と思う日が増えたら —— “違和感”はキャリアのセンサー【第2新卒のキャリア転機】
藤崎 香織（career_team）
最近、なんとなく気持ちがざわつく日がありませんか。
出社の足取りが少し重くなったり、会議中に「自分が本当にやりたいことって何だろう」と頭をよぎったり。
その違和感は、あなたのキャリアセンサーが働いているサインです。
ここ最近、リスタート退職サポートにも「第2新卒」の方からの相談が増えています。
入社して1〜3年目というのは、ちょうど“モヤモヤ期”に入る時期。
この時期に抱く「このままでいいのかな」という気持ちは、決して珍しいことではありません。
むしろそれは、あなたが次のステージを意識し始めた“キャリア転機の予兆”なのです。
違和感は「不満」ではなく「変化の予兆」
人は成長すると、価値観や優先順位が少しずつ変わります。
入社した頃は「早く一人前になりたい」と思っていたのに、
いまはふと、「このままでいいのかな」と感じること、ありませんか。あの頃は、迷う暇もなく前だけを見ていた。
でも、気づけば少し立ち止まって、自分の働き方を見つめ直したくなる——
そんな瞬間、誰にでも訪れるものです。
「なんだか違う気がする」
「このまま走り続けていいのかな」
その小さな違和感は、迷いではなく変化の始まりです。
自分の心の声を無視せずに、いま感じている“揺らぎ”を大切にしてみてください。
それは次の一歩を踏み出す力になります。
第2新卒が抱えやすい“3つの違和感”
たとえば、次のようなタイプに当てはまるかもしれません。
① 環境のズレ型
上司やチームとの価値観が合わない、評価やコミュニケーションに違和感を覚える。
② 成長のズレ型
今の仕事にやりがいはあるけれど、成長の実感が得られない。
③ 目的のズレ型
会社のミッションやビジョンが、自分の理想と少しずつ離れていく。
どのタイプも悪いことではありません。
「何がズレているのか」を明確にすることが、次のキャリア選びの第一歩です。
「まだ早い」と思うあなたへ
「この時期に悩むなんて、自分は甘いのかも」と感じていませんか？
でも、社会も働き方も、思っている以上に速く変わっています。
大切なのは、どれだけ続けるかではなく、納得して進めるかどうかです。
違和感を抱えたまま我慢するより、いまの気持ちに正直になって考え始めるほうが、
結果的に自分の成長を早めることもあります。
「迷うこと」は弱さではなく、これからをどう生きるかを考え始めた強さ。
その気づきこそが、キャリアを自分の手で描いていく第一歩になります。
違和感を整理するための「試し行動」
では、どうすればそのモヤモヤを整理できるのでしょうか。
いきなり転職サイトを開かなくても大丈夫です。まずは小さな行動から始めてみましょう。
- 社外の人に話を聞いてみる
- 興味のある分野のイベントに参加してみる
- 副業や資格の勉強を少しだけ始めてみる
こうした“試し行動”の中で、違和感の正体が少しずつ輪郭を持ちはじめます。
行動することで、頭の中の霧が晴れていく感覚を得られるはずです。
まとめ —— 違和感は“自分らしさ”の入り口
違和感は、あなたが成長している証拠。
その感覚を無視せずに見つめ直すことが、「自分の軸でキャリアを描く力」につながります。
最近は、第2新卒の方からの相談が特に増えています。
「辞めたい」というより、「整理の仕方がわからない」という声が多いのです。
リスタート退職サポートでは、辞めるかどうかよりも先に、
「モヤモヤを言葉にすること」から伴走しています。
あなたの違和感は、次の一歩を照らすコンパスです。
焦らず、自分のペースでキャリアをリスタートしていきましょう。
