🔎 働きはじめの「お金の基本」を先に読みたい方はこちら|社会保険・残業代・給与明細の基礎まとめ
社会保険・年金・給与・残業代…。
名前は聞いたことがあっても「実際どういうしくみ?」という声がとても多い分野です。
このQ&Aでは、よくある質問を、むずかしい言葉ではなく、できるだけやさしい言葉でお答えします。
Q1|健康保険って何ができるの?🩺
A:「病院代をおさえ、休んだときの収入まで守る」制度です。
【最低限これだけ】
- 💊 医療費が3割負担(1万円の治療 → 3千円)
- 🧾 高額療養費制度:医療費が高額でも上限超過分はあとで戻る
- 💼 傷病手当金:病気・ケガで働けないとき給与の2/3が最長1年半
Q2|厚生年金って将来いくらもらえるの?💰
A:「給料 × 働いた年数」で決まり、国民年金より手厚い仕組みです。
【ポイント】
- 🏛 国民年金+厚生年金の2階建て方式
- 🛡 老後だけでなく、障害や遺族を守る“保険の役割”もある
- 📬 「ねんきん定期便」で毎年の見込み額が確認できる
Q3|雇用保険=失業保険だけ?🧑💼
A:いいえ。“働く人のキャリアと生活”を支える制度です。
【実はこんなに多い】
- 🔍 失業給付:失業中の生活をサポート
- 📚 教育訓練給付金:資格取得に補助金(対象講座多数)
- 👶 育児休業給付金:育休中に給与の67%→50%支給
Q4|社会保険料ってどう決まるの?📊
A:「標準報酬月額」という等級で決まります。給与そのままではありません。
【ここを知っておく】
- 📅 4〜6月の給与平均で、その年の保険料ランクが決まる
- 📈 残業が多い時期だと翌年の保険料が上がることがある
- 💵 ランクは原則1年間固定
Q5|残業代がついていない気がする…どう確認する?⏱
A:まずは“記録”をそろえることがすべて。
そして、残業代は会社によって1分単位/10分単位/15分単位/切り捨てなど、計算ルールがバラバラで、ここでつまずく人が非常に多いです。
【まず確認するポイント】
- 🕒 1分単位? 10分単位?
- 🔢 切り捨て・切り上げの基準はどうなっている?
- 📄 雇用契約・就業規則に書いてあるか?
- 📌 勤怠システムの打刻
- 💻 PCログイン/ログオフ時刻
- 📧 メール・チャットの送信時刻
違和感があれば、勤怠記録と規程を必ず照らし合わせましょう。
Q6|給与明細はどこを見ればいい?🧾
A:この3つをセットで見ればOKです。
- 💡 ① 支給欄:基本給・手当・残業代
- ⚖ ② 控除欄:保険料・所得税・住民税
- 🏦 ③ 差引支給額:実際に銀行に入るお金(手取り)
Q7|手取りが少ない…なぜ?💸
A:控除が多いためです。特に「2年目の住民税」が大きく影響します。
【天引きされる主なもの】
- 🏥 健康保険
- 💼 厚生年金
- 🧑💼 雇用保険
- 💴 所得税
- 🏙 住民税(多くの新卒は2年目6月頃〜)
Q8|給与が遅れたらどうすればいい?⏰
A:1日でも支払日を過ぎれば「約束どおりに支払われていない賃金」です。
【必ず保存する】
- 🏦 振込口座の明細スクショ
- 🧾 給与明細
Q9|有給は自由に使っていい?🌱
A:はい。理由不要です。会社は理由を聞いてはいけません。
【注意点】
- 📅 会社は「別日にしてほしい」と調整はできる(時季変更権)
- 🙅♀️ 「その理由だとダメ」はNG
- 📌 繁忙期でも却下はできず、日程調整のみ
Q10|固定残業って“残業代が出ない”ってこと?🕒
A:違います。「固定で払われる分」と「超えたら追加で払う分」は別です。
【ここが大事】
- 📝 固定残業手当には対象時間数がある(例:20時間分)
- ⏳ その時間を超えた分は追加で残業代が必要
- 📄 雇用契約に「〇時間分・〇円」と明記されているか確認
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